トピックストピックスみそ(みそのこだわり)

あさげシリーズ みそのこだわり

和食にはかかせないおみそ汁。永谷園商品の中でも「あさげ」の人気は発売当初から続いています。今回はみその担当者の声を紹介します。

手作りみそ汁の味を求めつづけて

全国の味噌屋さんを探し回り、永谷園が求めているみそに巡り会い、フリーズドライ(真空凍結乾燥)製法の「あさげ」を発売したのが1974年のこと。その後1985年に生みそタイプの「あさげ」を発売しました。

みそは「大豆」と「麹(こうじ)」と「塩」からできます。「麹」は日本特有の調味料であるみそや酒・みりんなどを作るのにかかせないものです。「麹」によってみその種類が分かれます。米麹を使うと「米みそ」、大豆麹であれば「豆みそ」、麦麹であれば「麦みそ」です。「麹」はみその味を決定する重要な要素のひとつです。昔は麹を40~45時間かけて職人が手作業で作っていましたが、機械で作るようになった現在でも、生き物である麹菌を育てて良い麹を作るには、長年の経験が必要なことには変わりありません。

「あさげ」で使用しているみそは、赤みのある米みそで、通常のみそよりも熟成期間を長くし、濃厚なうま味と香りが特徴です。さらに特徴の異なる2種類のみそを合わせることで、より奥行きのある深い味わいとなっています。「ひるげ」で使用しているみそは、光沢のある濃赤褐色の豆みそで、豆みそ特有の濃厚なうま味が特徴です。「ゆうげ」で使用しているみそは、淡色系の米みそで、上品なまろやかさと香りが特徴です。時代とともにお客さまの嗜好も変化しています。最近では減塩タイプの「あさげ」や、お湯を注ぐだけで具だくさんのブロックタイプのフリーズドライみそ汁など、お客さまのニーズに寄り添い、時代の変化と共に新しいおいしさにも挑戦し、常に進化し続けます。

担当者の声

購買担当

当社で使用しているみそは複数の味噌製造業者様から仕入れています。みそは原料が同じでも使用する水や気候風土、蔵の環境、そこに生きる菌の種類によって仕上がりが異なるため、品質を合わせることはとても難しいのですが、味噌製造業者各社と当社開発・購買部門が培ってきた知恵と技術のおかげで安定した品質で供給することができています。

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