原料の安全性確保への取組み
永谷園では、関連部門の代表者から構成された「原材料採用委員会」で、「原料規格書」や付随する情報の審査・確認を行っています。選定段階から審査・調査を厳しく、安全な原料の確保を行っています。
「原料規格書」には使用原料や使用食品添加物、原料の産地、残留農薬や抗生物質等の薬剤の使用状況、食物アレルギー物質とそのコンタミネーション(※1)など様々な情報が記載されています。また、昨今の食品安全に関する情勢を考慮して、フードディフェンス(※2)やHACCP(※3)への取組みなどについても原料供給メーカーより情報を提出していただいています。これらを踏まえて、独自の厳しい採用基準に則って確認し、基準を満たすものだけが商品への使用ができる仕組みになっています。
また、品質管理部による原料の成分検査(理化学試験、微生物試験)や、必要に応じ原料供給メーカーへの工場の視察・改善指導を行っています。
「原材料採用委員会」が発足して10年以上経過しましたが、法律改正や食品安全に関する情勢などを考慮した採用基準へ都度更新してきました。「安全」だけでなく「安心」な商品をお客さまにお届けできるよう、これからも厳しい視点で審査・確認を継続していきます。
- ※1 コンタミネーション
- 原材料としては使用していないにもかかわらず、特定原材料等が意図せずごく微量、商品に混入してしまうこと。
- ※2 フードディフェンス
- 食品への意図的な毒物などの混入や汚染等に対する安全管理。工場への人の入退出管理や、工場内で使用する洗剤や薬品などの施錠管理、在庫管理を徹底しています。
詳しくはこちらへ - ※3 HACCP
- 工場を運営するにあたり基本となる衛生管理を実行したうえで、原材料の入荷から商品の出荷まで、製造工程ごとに予測される危害を商品ごとに分析し、適切に管理する衛生管理手法。
詳しくはこちらへ
原材料採用委員会の風景
あらゆる情報を基に原材料の安全性を厳しく審査しています。(写真は見本です)