SPECIAL TALK 中堅座談会キャリア編

様々な経験を通し、
選択肢が広がっていく。

INTRODUCTION
一つの会社の中に様々な部署があり、
様々な仕事がある永谷園。
この会社でキャリアを重ねてゆくと、
どのように成長できるのだろう。
今回は、入社から10年、15年以上が経つ
二人の社員に登場してもらい、
それぞれの経験や永谷園でのキャリアについて
語り合ってもらいました。

PROFILE

2006年 入社

企画商品部
S.Y.

入社後はマーケティング本部で商品開発を担当。入社10年目に第一子を出産。育休復帰後は営業本部でチルド商品の商品開発を担当。その後、自社EC商品の商品企画を担当し、入社13年目に第二子を出産。育休明けから他社EC向け商品の企画開発担当として働いている。

2010年 入社

商品開発戦略部
R.H.

「食」には人を幸せにする力があると食品業界を志望。商品の独自性や幅広いジャンルの商品を取り扱っていることに惹かれて永谷園への入社を決める。入社後はマーケティング本部で商品開発を担当し、営業本部へ移動。営業本部ではコンビニなどのプライベートブランド商品の開発に携わり、2020年から再びマーケティング本部 商品開発戦略部へ。現在は自社の新商品開発を担当している。

CHAPTER 01

ジョブローテーションで
身につく、多角的な視点

R.H.

Sさんと出会ったのは、私が最初に配属になったマーケティング本部でしたね。入社した時、私自身は「いろいろな部署で仕事がしたい!たくさん挑戦したい!」と思っていましたが、Sさんもそうでしたか?

S.Y.

私が入社したのは2006年。Rくんとは5年しか違わないけれど、当時はまだ女性の場合、結婚や出産を機に退職する方も多くて。私も入社時は「こういうキャリアを歩みたい」といった思いより、「いつまで働けるのかな?」というのが素直な気持ちでしたね。

R.H.

なるほど。ちなみに、Sさんは出産・子育てを経て長く働いてこられましたよね。これまでどんなキャリアを経験されてきたのですか?

S.Y.

入社以来、ハードとソフトの両面から商品開発に携わってきました。経験して改めて感じるのは、商品をつくることは個人や一部署だけでは決してできないということ。どの部署に行っても、最初は右も左もわからないのですが、徐々にやることが見えてきて、社内に心強い新しいつながりが増えていった感じです。Rくんはどうですか?

どの部署にいっても仕事を続けていくうちに、心強いつながりができていったというS.Y.さん。
R.H.

私は入社後にマーケティング本部に配属になり、営業本部へ一度異動してから再びマーケティング本部に戻ってきました。営業の時は取引先のプライベートブランドの開発を担当していたので、新商品を提案する営業みたいな感じで、バイヤーの生の商品評価や、商品をどう見て評価しているのかという視点を学べました。直接バイヤーに試作品をプレゼンするので結構キツイことも言われましたが、そういった指摘は今の自分の引き出しになってるなって思います。

S.Y.

どんな経験も次の仕事に活きてきますよね。永谷園では毎年、所属部署についての希望を伝える機会があるので、新しいことに挑戦するチャンスがあるのもとてもいいなと思っています。次、何に挑戦したくてそのために今どんなことを頑張っていて、足りないものはどんなことで…としっかり相談にも乗ってくれますし。

R.H.

上司も後押ししてくれるのはうれしいですよね。それに、会社や仕事の全体像を把握するためにも、ジョブローテーションで色々な部署を経験しておくのは有効だと思っています。

S.Y.

そうですね。あと、ジョブローテーションでいろいろな仕事を経験すると、自分の適性が見つかると思いますね。学生さんの中には「異動する」と聞くとマイナスな印象を持っている人もいるかもしれないけれど、「新しいことをやってみたい」「力試しのチャンス」くらいの気持ちでフットワークを軽くとらえてみたらいいと思います。

R.Hさんは「新たな学びや経験が、今の自分の引き出しにつながっている」とジョブローテーションの良さを語る。

CHAPTER 02

若いときは、思い切って
チャレンジしてほしい

R.H.

考えてみたら、メーカーって、もともとは個人商店みたいなものだったんですよね。仕入れも、製造も、販売も全部自分一人でやるような。企業はそれが大きくなっているだけのことで、そうすると仕事の全体を把握してこそ、メーカーで働くことに意味があるのかなと私は思います。

S.Y.

確かにそうかもしれないです。もちろん、一つの分野に精通している人も必要だけど、プロフェッショナルだけの集まりでは組織としてはうまくいかないもの。物事を多角的に捉えるオールラウンダー型も、これから重要になってくると感じています。

R.H.

私もそう思います。でも、新しい分野への挑戦って不安もありますよね。Sさんはこれまでの経験を踏まえて、新しいことに挑戦するときの心構えとかありますか?

部署どうしのつながり、仕事の全体感を把握してこそ、メーカーで働く意味があるのではないかと語るR.H.さん。
S.Y.

強いていうなら、異動先のメンバーや新しく仕事で関わる人達と早く馴染むためのコミュニケーションの取り方ですかね。新しい部署になったとき、これまでの経験はひとまず置いておいて、学ぶ。聞く。ずっと新人の気持ちを持って何でも吸収する。そして、少しずつ自分の意見も伝えてみる。誰だって同じ部署の人と気分良く働きたいですから。

R.H.

コミュニケーションという点では、永谷園の社風として「主体性」や「自分の意見をアウトプットすること」が求められているように感じます。

S.Y.

若手に発言の機会も多く用意されているし、気づくと自ら考えて、行動するという意識が育っていますよね。

R.H.

特に、マーケティング本部のような企画をする部署では、正解や不正解がないからこそ、自分の思っていることをぶつけることが重要かなと思います。

S.Y.

そうですね。営業の現場でも、若い社員の提案も「永谷園さんがそういうなら」と耳を傾けてくれたり、興味を持っていただける機会は多いから。日本中の誰もが知っている食品メーカーというブランド力は大いに活用していいと思います。

R.H.

そうですね。若いときは思い切ってチャレンジするときですよね。

S.Y.

しかも、先輩や上司もやらせるからにはフォローしてくれますから。同じような経験もしてきているし、「ここまでは任せて大丈夫」というラインを持っていると思います。だから、どんどん挑戦してほしいです。

CHAPTER 03

仕事だけでなく、人生も
含めたキャリアを構築できる

S.Y.

キャリアの話をしていて、永谷園は女性にも多く選択肢をくれる会社だなあと思っています。女性だからというより、いろいろな生き方に寄り添ってくれる印象。

R.H.

私は育休を取得しなかったけれど、最近は男性社員も育休を取って、それを支えるために周りも頑張るという、いい流れができているなあと思います。Sさんも、入社当時は「いつまで働くだろう?」という漠然とした不安を抱えていたと話していましたが、実際どうですか。

S.Y.

そう。私のように子育てとバランスを取りながら仕事をするという選択もできるし、男女関係なくキャリアアップを目指すこともできるし、プライベートと両立しながら働くこともできる会社ですよね。また、最近では一度離職してから戻ってくるケースもあります。たくさんのロールモデルがあるから、支えてもらった分、自分も頑張る、そして自分も支える立場になる・・・いい意味で周りに遠慮することなく仕事を続けられると思います。

男女問わず、色々な生き方の選択肢がある永谷園。S.Y.さんは「周囲に支えてもらった分、自分も周囲を支える立場になりたい」という。
R.H.

なるほど。そう聞くと「キャリアアップ」という言葉もこれからは、出世するという意味に限らず「どう生きるか」「どう働くか」という意味でとらえられることになりそうですね。永谷園は、もうすでにその価値観に寄り添ってくれているのかもしれません。Sさんは今後の目標は何ですか。

S.Y.

長く働いてきて、やっぱり私は「もの(商品)をつくる仕事」が好きなんだと感じています。子どもが大きくなったら、スーパーで「これママがつくったのよ」と自慢できることが夢。だから、どんな形であっても商品づくりに携わる仕事に挑戦し続けたいと思います。Rさんはどうですか?

R.H.

先ほど、メーカーはかつて個人商店だった、という話をしました。そういう観点では、経理や総務などの仕事を経験するのも、企業の全体像を知る良い機会だと思っています。個人的にはもっと視野を広げて、海外とやりとりする部署や、ビアードパパなどの永谷園のグループ会社のビジネスにも関わってみたいです。

S.Y.

せっかく永谷園にいるのだから、できることはなんでもやりたいですよね。これからも楽しみです。

R.H.

本当にそうですね。永谷園で、自分らしいキャリアを築いていきたいと思います。

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