SPECIAL TALK 中堅座談会仕事編

永谷園らしく、守る、攻める。

INTRODUCTION
永谷園の社員たちは日頃から、
どのようなことを考えながら仕事をし、
他部署の人たちと
どのような関わりを持っているのでしょうか。
今回は、商品の販売を担うS.H.と、
商品の開発を行うR.H.の二人の社員に、
永谷園の“仕事”について語りあってもらいました。

PROFILE

2006年 入社

商品販売戦略部
S.H.

食への強い興味から永谷園を志望。入社後は、マーケティング本部で商品調査の仕事からキャリアをスタートした。その後、営業本部に異動し、三重、岐阜、福岡の小売店を担当。2021年から商品販売戦略部に異動し、お茶づけ、ふりかけ、すしカテゴリーを担当。販売のプロの立場からカテゴリー施策立案、営業サポートや商品開発サポートを行っている。

2010年 入社

商品開発戦略部
R.H.

「食」には人を幸せにする力があると食品業界を志望。商品の独自性や幅広いジャンルの商品を取り扱っていることに惹かれて永谷園への入社を決める。入社後はマーケティング本部で商品開発を担当し、営業本部へ移動。営業本部ではコンビニなどのプライベートブランド商品の開発に携わり、2020年から再びマーケティング本部 商品開発戦略部へ。現在は自社の新商品開発を担当している。

CHAPTER 01

生活者目線と販売者目線を
持ってこそ、永谷園

S.H.

今日はよろしくお願いします。こういう挨拶から始めたけれど、我々は部署は違うものの、同じフロアで仕事をしているということもあってよく話しますよね。

R.H.

そうですね。この前は一緒にオフィスでクリスマスやお正月の飾り付けもしましたね(笑)。

S.H.

あれは、びっくりした。いきなり「飾りつけをしましょう」と言われて。しかも、あんなに本気でいろいろなものを手作りさせられるとは思っていなかった(笑)。

R.H.

そういうことも本気でやるのが、永谷園らしさだなと思います。普段の仕事でも、いろいろと新しいことを考えたり、考えたアイデアをどうやって商品にしていこうかなと試行錯誤していますから。

S.H.

Rさんは、入社以来、長く商品開発に携わってきていると思うけど、何か働く中で意識していることはあるんですか?

何事も本気でやるのが、永谷園らしさだと語るR.H.さん。
R.H.

商品開発戦略部に配属になってからは、今の時代のライフスタイルや価値観に寄り添って、どんな新しい価値を提供できるだろうと常に考えています。だから、仕事でも生活者目線をより意識しますね。Sさんはどうですか?

S.H.

商品販売戦略部では販売者目線を意識することが多いです。Rさんたちが開発した魅力的な商品を、どう世の中に売り出していくか。そのためには全国で頑張っている永谷園の営業パーソンが、お取り扱いしていただいている小売店の方々に提案しやすくする必要があります。課題は、多様化するニーズに対応したPR施策でしょうか。

R.H.

確かに。最近はSNSで商品が人気になることも多いですし、デリバリーサービスも暮らしの一部になっています。めまぐるしく個人の価値観が変化していくこの時代に、どんな価値を提案するかが食品メーカーの大きなテーマですよね。そういう意味では、私たち商品開発する側も販売者目線をこれまで以上に意識しないといけません。

商品の魅力を世の中に伝えていくには、多様化したニーズに対応していくことが重要だと語るS.H.さん。
S.H.

そうですね。逆に、商品販売戦略部も生活者目線を意識した販売方法を考えていく必要があります。そう考えると、我々の仕事はとても近いところにあって、お互いに課題を共有し合う必要がありますよね。

R.H.

同じフロアで仕事をするようになって、私もますますお互いの仕事を身近に感じながら物事を考えている気がします。わざわざ会議の場を持たなくても「これってどう思う?」「どんなこと考えてる?」って気軽に会話をしますよね。

S.H.

だからすれ違いも減って、よりシャープな商品や販売方法を実現できてきていると思います。

R.H.

そうですね。私としても「コミュニケーション」は仕事で大切にしているキーワードの一つです。メーカーには「商品を創る、作る、運ぶ、売る」という役割を各部署が担っていて、開発作業で困ったことやわからないことがあると各部署に相談します。そういった意味でも普段のコミュニケーションで「誰が何に詳しいか」を把握することも仕事を進める上で重要だと思っています。

CHAPTER 02

伝統を守りながら、新しい
価値を生み出していく

S.H.

私も「自分らしさを出すこと」は常に意識して仕事しています。今であれば商品販売戦略部に自分という担当者がいることを全社に知ってもらい、自分だから果たせる役割を目指したいと考えています。そのために私も積極的に他部署に足を運ぶようにしています。

R.H.

フットワークは大切ですよね。私は「三現主義」という言葉が好きで、永谷園で言えば、原料が作られている工場、生産現場、売場に行って、直接見たり聞いたりしてオリジナルの情報を探すように心がけています。Sさんは他に心がけていることはありますか?

S.H.

いま、お茶づけ海苔を担当していることもあり、「伝統を守り抜くこと」はすごく意識しています。実は、お茶づけ海苔の味って70年間守り続けているんです。この守り続けている伝統と、そこから生まれる品格のようなものは大切にしていきたいですね。

商品の開発や販売においては、守りと攻めのバランスが重要になると語るS.H.さん
R.H.

永谷園の商品って、食品メーカーの基本である「味」へのこだわりはものすごく強いですからね。まさに、味ひとすじの精神が息づいていると思います。

S.H.

ただ、伝統や味を守る一方で、小売店のバイヤーの方々はいつも永谷園の新商品を楽しみにしてくださっています。毎回、「今回もいろいろあるんでしょ」と商談時間を他社より長めに設けてくれていたり。

R.H.

それは、うれしいですね。永谷園は、昔から商品開発力の高さにも自信がありますから。ただ、最近思うのは昔のようなユニークな商品が減っているということ。守りながらも、「これ面白そうだから、やってみるか」という攻めの姿勢も大切にしたいです。

S.H.

確かに、守りと攻めのバランスは、永谷園の仕事の大切なテーマですね。時代に合わせて変えていくことで守れることもあるし、ブランドイメージを貫くことで攻めになることもありますから。

R.H.

いずれにしても、守りと攻めを意識して働いていきたいですね。

CHAPTER 03

商品や料理が好きな社員が
本当に多い

S.H.

それから、私がこの会社にいて感じるのは、社員みんなが永谷園の商品を好きで、強い信念を持って働いているということ。「仕事だからやる」というより、「自分が好きなことだからやりたい」という一人ひとりの意志を感じます。

R.H.

そうですね。だから、新商品を開発した際に社内アンケートを取ると、意外と率直な意見がびっしり書かれたものが多くて……。開発担当としては時々、ちょっとグサっとくるけど、ありがたいなぁと。

S.H.

みんな、料理が大好きですしね。最近はできないけど、以前は部署の納会で、ブリを丸ごと一本買ってきてさばいて振る舞う人もいましたね。あとは、お茶づけに対する愛情の大きさ。結婚式の引き出物でもよく配っていますよね(笑)。

R.H.

はい(笑)。でも、これから入社してくる人たちも食や料理へ熱い想いを持っている人に来てほしいと思っています。そして、楽しんで仕事に取り組んでほしい。変化のめまぐるしい時代だから、新しいことに興味を持っていろんなことに挑戦してほしいですね。

これから入社してくる人たちに食や料理への熱い想いを期待するR.H.さん
S.H.

それに加えて、自分らしさをなくさないでほしい。やっぱり、組織で働いていると自分を見失いそうになることもあると思うけど、「ここだけは負けない!」という思いがあるのなら貫いてほしいなと思います。

R.H.

たしかにそうですね。その熱さが新人の一番の強みでもありますから。

S.H.

今日、Rさんと話をしていて、自分ももっと新しいことに挑戦したい気持ちが湧いてきました。部署が変わるたびに新鮮な気持ちで仕事を始められて、それが全部今の自分に繋がっているし。これからも、飛び込んでみる気持ちを忘れずに仕事を続けていきたいなと思います。

R.H.

私も、ずっと同じではなく、挑戦する方が楽しいと思っています。商品開発部としては、10年、20年続く商品を作ることが夢。営業担当者に、自信持って売ってもらえるような商品を開発できるように頑張ります!

S.H.

楽しみにしています!これからも共に頑張っていきましょう。

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